はじめての有給休暇【働き方改革】有給取得が気まずい人は少数派! 義務化される有給休暇とは
2019.6.5 12:00
そんなときに使える「年次有給休暇」を、みなさんは使ったことがありますか? 厚生労働省の調査によると、平成28年度の日本の平均有給消化率は49.4%。やはり、有給休暇を取ることは後ろめたいのでしょうか。
アンケート結果を見ると、罪悪感はないという人が79%。意外と多数派なようです。
国が指定した「働き方改革」! 守らない企業には罰則がある?
2019年4月から、労働基準法で「年5日の年次有給休暇の確実な取得」が義務付けられました。そもそも有給休暇がもらえる条件とは何なのでしょう。
「年次有給休暇」とは?
使用者は、労働者が雇入れの日から6か月間継続勤務し、その6か月間の全労働日の8割以上を出勤した場合には、原則として10日の年次有給休暇を与えなければなりません。
―厚生労働省「年5日の年次有給休暇の確実な取得わかりやすい解説」参照―
有給休暇は嬉しいことだけじゃない
従業員が有給休暇を取らないと、企業が法律違反として取り扱われ、労働基準監督署の監督指導を受けて改善を求められてしまうのです。しかし有給休暇の義務化については、15%の人が「嬉しくない」と回答。2019年のゴールデンウィークは10連休でしたが、「嬉しくない」という意見が続出したというニュースも。
休みたくないのに休まなければいけない人にとっては、素直に喜べない制度になりそうです。
せっかく休むなら、のんびり楽しもう!
「初めての有給休暇で、何をしたらいいのかわからない」という人は、みなさんのアンケートを参考にしてみましょう!
結果は「遊ぶ」「くつろぐ」が1位! 有給の過ごし方に困ったらお昼まで寝て、気になる映画を観てもいいですね。
最後に、厚生労働省の「年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説」から、「有給休暇」の目的を引用して終わりたいと思います。
“年次有給休暇は、働く方の心身のリフレッシュを図ることを目的として、原則として、労働者が請求する時季に与えることとされています。しかし、同僚への気兼ねや請求することへのためらい等の理由から、取得率が低調な現状にあり、年次有給休暇の取得促進が課題となっています。”
―働き方改革関連法解説(労働基準法/年5日の年次有給休暇の確実な取得関係)より引用