はじめての映画館事情映画館離れのホントのところ
2020.2.5 12:00
ビデオオンデマンドの流行で、自宅でも気軽に映画を楽しめるようになったためか映画館離れが叫ばれています。
最近では、明るめの照明や音量を抑えた上映で、赤ちゃんと一緒に映画を楽しめる「抱っこシネマ」や、紙吹雪やクラッカーで盛り上げ、さらには合いの手を入れたりと、応援しながら観る「絶叫上映」など、嗜好を凝らした上映が話題になっています。こんな風に活気があるように思える映画館ですが、実際に映画館離れは進んでいるのでしょうか。
そこで、アンケートで皆さんの映画館事情を調査しました。
映画館に行かないという人は全体の25%程度とさほど多く感じられませんが、以前はもっと少なかったのでしょうか。
NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)の2019年の調査結果によると、「直近1年以内に映画館で映画をみたか?」というアンケートで、映画館で観た人は40.3%というデータがありました。
2015年調査以降、40%を下回る低下傾向が続いていたなか、5年ぶりの回復となったそうで、数字から見ると映画館離れは昨年から回復しているように見えます。
ビデオオンデマンドの流行で映画に触れる機会が増え、映画館離れが進むどころか、集客増に繋がったということでしょうか。
エングラのアンケート結果だと1年に1回以上行く人は74%もいるので、エングラユーザーは映画館に足を運ぶ人が多いのかもしれませんね。
どうして映画館に行かないの?
映画館離れが進んでいるわけではないことはわかりましたが、映画館離れというマイナスイメージは何故消えないのでしょう。
映画館に行かない人の意見を聞いてみました。
映画館に行かない理由のトップは、「観たいものがない」でした。
映画関係者が知ると頭を抱えてしまいそうな、なかなか辛辣な理由ですね。
最近も値上がりした鑑賞料金の高さもマイナスイメージの一因となっているようです。
各国の平均的な映画鑑賞料金を見てみると、
アメリカ 1,531円
フランス 1,619円
中国 1,024円
ロシア 771円
ブラジル 693円
インド 605円
(picodi参照 1ドル110.15円で算出)
と、世界的にみても確かに日本の鑑賞料金は高いことがわかります。
アンケートには
「1つの作品だけのためにわざわざ出かけるのが大げさに感じる」
「行くまでが面倒くさい」
「2時間以上座ってるのが苦手だから」
といった意見も寄せられました。
更に上映時間に関するアンケートも取ってみました。
「91~120分」の上映時間がベストという意見が多かったですが、「長さは関係ない」という意見の方もほぼ同数いることがわかりました。
確かに作品のクオリティーが高ければ上映時間の長短は気になりませんよね。
各種動画配信サービスや動画共有サービスの普及により、観る側の選択肢が増え、以前より作品選びにシビアになっている。
そんなことも映画離れのイメージを作っているのかもしれません。
良質な作品が増え、鑑賞料金がもう少し下がれば、活気ある映画館になるのかも……。関係者の方はぜひお願いします!

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